5月旬の伊佐木(いさき)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

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5月旬の魚伊佐木(いさき)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
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四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる〜記念日/誕生日プレゼントに
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5月(春)旬の魚伊佐木(いさき)
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5〜6月の産卵期のものは「麦わらいさき」と呼ばれ、脂がのって最も味が良いクセのない淡白な味だが、磯魚特有の臭みがあり、鮮度が落ちやすい大ぶりで新鮮なものは刺身やあらいに、小ぶりの物は塩焼きなどが良い。           
五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から             
    伊佐木(いさき)
    栄養成分        単位        栄養成分        単位      栄養成分    単位   
 脂肪酸飽和  1.63  マグネシウム   32  ビタミンB2    0.12
 脂肪酸一価不飽和  g  1.29   リン   220 ビタミンB6    0.31
 脂肪酸多価不飽和  g  1.65   鉄   0.4 ビタミンB12  μg  0.12
  エネルギー  kcal  127   亜鉛    0.6 ナイアシン    4.0
 三大栄養素 たんぱく質 g  17.2   銅    0.04  葉酸  μg  12
  三大栄養素脂質 g   5.7  マンガン    0.01 パントテン酸    0.77
  三大栄養素炭水化物  g 0.1    ビタミンA
 レチノール
 
μg  41  コレステ
ロール
  71
 ナトリウム 160  ビタミンD μg 15.0 食塩相当量    g   0.4
 カリウム 300  ビタミンE
 トコフェロールα
0.9  
  カルシウム 22    ビタミンB1 0.06
    伊佐木(いさき)
    栄養成分        単位        栄養成分        単位      栄養成分    単位   
5月の旬の魚伊佐木(いさき)について  
  ・旬の時期・鮮度の見分け方・保存方法
伊佐木は黒潮が影響を与える海を好むといわれており、分布エリアは主に関東より南の各地だという。特に漁獲量が多いエリアは長崎・福岡・山口・三重・島根・高知・和歌山などだ。伊佐木はほぼ年間を通して市場に入荷されている。中でも5〜7月くらいにかけての初夏のころが、最も美味しいらしい。逆に水温が下がりやすい秋から春にかけてのシーズンは、脂が落ちて身もばさばさになりやすい。旬と旬でないシーズンの伊佐木の味は、同じ魚と思えないほどだといわれている。
・伊佐木(いさき)に含まれる栄養成分、主な有効成分と効能
伊佐木には多可不飽和脂肪酸の一つであるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(イコサペンタエン酸)という栄養成分が多く含まれている。これらの脂肪酸は血中コレステロールの値を正常化したり、血液の流れをスムーズにしたりする効果が期待できる。そのほか伊佐木に含まれる栄養成分はビタミンDとタンパク質が比較的多めである。魚に含まれる良質なタンパク質は、骨格や筋肉のもととなる成分であり、ホルモンや酵素の原料ともなり、身体の免疫機能にも関与する大切な栄養素の一つである。またビタミンDはカルシウムやリンの小腸での吸収を高め、歯や骨を丈夫にしたり、カルシウムの血中濃度を調節したりする働きがあるという。ほかにも目の健康や粘膜、皮膚を正常に保ち、ウイルスなどから身体を保護する働きのあるビタミンAなども含まれている。さまざまな栄養成分を含む伊佐木を積極的に食べたいものだ。
  ・調理のポイント
伊佐木の白身は、クセがなくムニエルやボアれといった料理でも美味しく味わえる。特に旬の頃は鯛や鱸よりも美味しいうえリーズナブルに手に入るのがうれしいポイントだ。食べ方で注意したいのは、中骨の部分は生で食べても喉に刺さりにくいが、焼いたり、蒸したり、煮たりすると「トゲ」が強くなることが特徴だ。また、古い時代に伊佐木の骨が喉に刺さり亡くなった鍛治屋がいたため「鍛治屋殺し」というゾッとするような呼び名もついているのも特徴である。
      
5月の旬の魚〜伊佐木(いさき)の料理レシピ
  いさきの焼き浸し
♪材料(2人前)
@いさき
(3枚におろしたもの)
・1尾分(正味150g)
Aにんじん・2p(30g) 
Bアスパラガス・2本(50g)
C長ねぎ・1/3本(30g)
D赤唐辛子・1/2本
♪調味料ほか
@A 
・しょうゆ・大さじ2
・酒・大さじ2
・だし汁・大さじ2
ほかにスズキなども、美味しいですよ 
♪下拵えほか
@にんじんは厚さを2〜3mmの斜め切りにします。
Aアスパラガスは根元の堅い部分を除いて、3〜4等分に切ります。
B長ねぎは長さを3pに切ります。 
C赤唐辛子は斜め半分に切って種を除きます。
Dいさきは1枚を3等分にします。
♪作り方と食べ方

@魚焼きグリルにアスパラガスを並べて、強火で少し焦げ目がつくぐらいに焼きます。
A同様ににんじんと長ねぎも4〜5分焼きます。 
B赤唐辛子もサッと焼きます。
Cいさきはグリルを両面焼きにして5〜6分焼きます。
DバットなどにAを入れて混ぜ合わせ、材料全てを入れて、
時々返しながら10分ほど浸し、
味をなじませて出来上がりです。
♪栄養価一人分@熱量:130kcal、A塩分:2.2g
  伊佐木のアクアパッア
♪材料(2人前)
@伊佐木
(下処理したもの)・2匹
A浅蜊・1パック 
Bプチトマト・10個
Cしめじ・1パック
Dにんにく・2かけ
♪調味料ほか
@白ワイン・200cc
A自然塩(美味しいもの)・小さじ3
Bレインボーペッパー・適量
Cバター・15g
 
♪下拵えほか
@伊佐木はよく洗ってキッチンペーパーで、水気を拭き取ります。
A浅蜊は殻をこすり合わせて、よく洗います。 
Bニンニクはみじん切りにします。
Cプチトマトは半分に切ります。 
Dしめじは石づきを除いて小房に分けます。
♪作り方と食べ方

@みじん切りのニンニクと、バターを熱したフライパンで、両面を香ばしく焼きます
A@に浅蜊、しめじ、プチトマトを加えて、白ワインを回し入れて蓋をして、
暫く蒸し焼きにします。
B浅蜊の口が開いたら、
塩とレインボーペッパーで味付けをして出来上がりです
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  伊佐木のなめろう
♪材料(4人前)
@伊佐木・2尾(30p)
A長ねぎ・8p 
B生姜・1かけ(小)
C大葉・3枚
♪調味料ほか
@味噌・大さじ2
(伊佐木の大きさで調整)
粘りが出るまで叩きます 
♪下拵えほか
@伊佐木を三枚に下ろしたら、
腹骨を削ぎ取ったうえで皮を引きます。
A長ねぎはみじん切りにします。 
B生姜はみじん切りにします。 
C大葉は細かく刻んでおきます。

♪作り方と食べ方

@まな板の上に伊佐木を置き、出刃包丁で叩いて細かくする。
ある程度の粘りが出たら、刻んだネギを加えて叩きます生姜を加えて叩きます。
更に大葉を加えて叩きます。最後に味噌を加えて叩きます。
Aすべてがまんべんなく交じり合ったら出来上がりです。
*叩くとき、ネギは飛びやすいので最初は細かく、馴染んできたら大胆に叩きます。
*さんが焼き「なめろう」をハンバーグ状にして焼いても美味しいです。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
             
  伊佐木の塩焼き
♪材料(4人前)
@伊佐木・2尾
♪調味料ほか
@レモン・1/2個 A塩・大さじ1
Bサラダ油・少々 Cしょうゆ・適量
D甘酢生姜・適量
サッパリと美味しいです 
♪下拵えほか
@伊佐木を尾の方から頭に向かってうろこをこそげ取ります。
盛りつけたときに裏側になる側の腹に切りこみを入れて内臓をだします。
身の厚い部分に切りこみを入れ、両面に塩をふります。
(切り身の場合は、身の厚い部分に切り込みを入れて両面に塩をふります)
*塩のふり方は魚の20p位上から指の間から塩ををふり落とすとまんべんなくふれます。
Aレモンは4つのくし切りにします。
♪作り方と食べ方

@オーブンの網にサラダ油を塗り、イサキを並べてオーブンに入れ、焼き上げます。
A器にイサキを盛り、レモン、甘酢ショウガを添え、
お好みでしょうゆ等を掛けていただきます。
*イサキの身がパサパサした感じの時は、
オリーブ油としょうゆ少々をかけていただくと美味しいです。
♪栄養価一人分@熱量:107kcal、A塩分:g
  伊佐木の刺身(姿造り)
♪材料(2人前)
@伊佐木・1尾
♪調味料ほか
@大葉・適量
Aわさび・適量
 新鮮なものは、脂がのって旨い
♪下拵えほか
@ウロコをしっかりと落とします。
(ウロコが残ると生臭くなるので、包丁が引っ掛かり捌きにくいので残らず奇麗に落とします)
A頭を落とし内臓を取り出します。
Bしっかり水洗いして、お腹の中の血もきれいにします。
C頭を右にして腹から包丁を入れます。 中骨まで包丁が入ったら、
今度は背の方から包丁を入れます。
包丁は常に骨に当てて、コリコリと音をならすように捌いていきます。
2枚おろしの出来上がりです。
D引き続き反対側も捌きます。反対側は背から包丁を入れます。
(3枚おろしの基本は、 腹-背-背-腹の順です)
3枚おろしの出来上がりです。
E次に腹骨をすきとります。包丁を寝かせながら、腹骨に沿ってスーッと包丁を入れます。
腹の身は脂がのって旨いので身を残すように切ります。
F皮を引きます。包丁を固定して、皮を少し上下させるように引いていくと上手くいきます。
(中骨に沿って包丁を入れ、中骨を外します。 または骨抜きを使ってもOK)

♪作り方と食べ方

@皿に伊佐木の頭と中骨を置いて、大葉を敷き詰めます。  
A薄くそぎ切りにして、盛り付けをします。
Bわさびを添えて出来上がりです。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
             
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