1月旬の魚赤魚鯛(あこうだい)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

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1月旬の赤魚鯛(あこうだい)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
桜と富士山 日本の春 日本の夏 四季の区分 日本の秋 日本の冬 全国のお祭り
四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる〜記念日/誕生日プレゼントに
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 ≪日本の文化いろいろ≫

 1月(冬)旬の赤魚鯛(あこうだい)
〜栄養素と効能・料理レシピのページ
  
       
・主な旬魚10種類の栄養成分比較

・旬魚55種類の「栄養価と効能」「料理のレシピ」
  


・旬の魚月の索引ページへ→1月 2月 3月 4月 5月 6月

7月 8月 9月 10月 11月 12月
           
昔から赤魚の名で流通しており、刺身、洗い、味噌漬け、粕漬、塩焼き、煮付け、椀だねなどに幅広く利用されている。産卵期前の晩秋から冬にかけて味がよい。水分が多く、身が崩れやすいので、煮付けたり、味噌や粕に漬けてから焼いたりすると、身が締まっておいしくなる。        
五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から             
    赤魚鯛(あこうだい)
    栄養成分        単位        栄養成分        単位      栄養成分    単位   
 脂肪酸飽和  0.23  マグネシウム   24  ビタミンB2    0.04
 脂肪酸一価不飽和  g  1.19   リン   170 ビタミンB6    0.05
 脂肪酸多価不飽和  g  0.27   鉄   0.3 ビタミンB12  μg  0.7
  エネルギー  kcal  389   亜鉛    0.4 ナイアシン    1.1
 三大栄養素 たんぱく質  g  16.8   銅    0.02  葉酸  μg 
  三大栄養素脂質 g   2.3  マンガン    パントテン酸    0.35
  三大栄養素炭水化物  g 0.1    ビタミンAレチノール  μg  26  コレステロール   56
  ナトリウム 75   ビタミンD μg 1.0  食塩相当量    g   0.2
  カリウム 310   ビタミンE
 トコフェロールα
3.4       
  カルシウム 15    ビタミンB1 0.11       
    赤魚鯛(あこうだい)
    栄養成分        単位        栄養成分        単位      栄養成分    単位   
DHA「ドコサヘキサエン」とEPA[エイコサペンタエン酸」について
DHAは「ドコサヘキサエン酸」と言います。n−3系多価不飽和脂肪酸に属する脂肪酸です。
@DHAの働きは、悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロールを減らし、善玉コレステ
ロールと言われるHDLコレステロールを増やしてくれる作用が期待できる脂肪酸です。
ADHAの健康効果は、脂肪酸合成に関わる酵素の活性を低下させる作用があることから、
脳血管疾患や虚血性心疾患、高血圧、動脈硬化といった疾患の予防や改善効果が期待できる
のです。また、神経組織の発育や機能維持を助けてくれる働きから認知症の改善も期待できる。
EPAは「エイコサペンタエン酸」と言います。n−3系多価不飽和脂肪酸に属する脂肪酸です。
@EPAの働きは、血管を拡張させる作用があることもわかっています。これは高血圧の予防や
改善につながる働きです。
AEPAの健康効果は、現在アトピー性皮膚炎や花粉症、気管支ぜんそくなどのアレルギー症状
の予防や治療への効果も研究が進められています。
             
 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編」参考  *魚名クリックで栄養価と効能・料理レシピへ            
 DHA/EPAを多く含む魚  
   魚名   DHA量(r) EPA量(r)    目安として    

・鮪(まぐろ)脂身 

3,200

1,400

厚生労働省が発表した
n-3系脂肪酸の1日の摂取目安量は、
男性は、
2.4g、女性は2.0g
(但し50〜69歳の場合
となっています。)
1日の摂取目安量の参考として
@刺身なら

・鮪トロで2〜3切れ ・ぶりで4〜5切れ
A焼き魚なら
・秋刀魚で約1尾 ・小型鰯で約2尾
B缶詰なら
・鯖水煮缶190g ・鰯の蒲焼缶100g
                                                       

・鰤(ぶり)

1,700

940

・秋刀魚(さんま)  

1,600

850

・太刀魚(たちうお) 

1,400

970

・鰻(うなぎ)養殖  

1,100

580

・鰆(さわら)

1,100

340

・鯖(さば)  

970

690

・鰹(かつお)秋獲り  

970

400

・?(かます  

940

340

・鰯(いわし)   

870

780

・金目鯛(きんめだい) 

870

270

 1月の旬の魚赤魚鯛(あこうだい)について                
  ・旬の時期・鮮度の見分け方・保存方法
旬は秋から春
鱗は柔らかく取りやすい。皮は厚くしっかりしている。骨はあまり硬くない。
腹腔膜が黒く墨のように手に着く。白身で脂が混在して時間がたつと白濁する。
関東周辺の近海から少ないながら入荷してくる。味の良さ、見た目の良さから現在では高級魚、もしくは超高級魚。
・赤魚鯛(あこうだい)に含まれる栄養成分、主な有効成分と効能
 身の質・身の色 良皮・厚みがあり熱を通すと皮下にゼラチン質の層ができる。
身は少し赤みがかかり、血合いは赤い、熱を通しても硬くならない。
・調理のポイント
大型魚なので頭部やかま、腹などの部分のあらだけで十二分に煮つけが作れる。
あらを集めて置く、湯通しして冷水に落とし、残った鱗やぬめりを流す。水分を良くきり、水・醤油・酒であっさりと煮る。砂糖みりんなどで甘みをつけても良い。甘いほうが飯にあう。身離れががよく、皮目がもっちりとして非常にうまい。 
      
  1月の旬の魚〜赤魚鯛(あこうだい)の料理レシピ            
  赤魚鯛(あこうだい)の煮つけ
♪材料(4人前)
@赤魚
・4尾(小、冷凍もの)
A小松菜・1/2束
Bしめじ・1パック
♪調味料ほか
@だし汁・250ml  A酒・100ml
Bみりん・大さじ4 C砂糖・大さじ2
Dしょうゆ・大さじ5 E土生姜・1片
器に盛り付けるのは熱いうちは崩れやすいので、少し冷ましてから 
♪下拵えほか
@赤魚は冷蔵庫又は常温において半解凍にして、サッと水洗いをして水気を切って
身の厚い部分に切りこみを入れます。
A小松菜は水洗いをして熱湯でサッと茹でて水にとり、
粗熱が取れれば水気を絞って根元を切り落として3〜4pの長さに切ります。
Bしめじは石づきを切り落として小房に分けます。 
C土生姜は皮をむき、せん切りにします
♪作り方と食べ方

@鍋にだし汁を入れて強火にかけ、煮立ったら酒、みりん、砂糖、しょうゆと土生姜、
赤魚を入れて煮ます。
A再び煮立ったら、クッキングシートかアルミホイルなどで中央に穴をあけて落とし蓋をして、
全体に煮汁がまわるように、ふきこぼれない程度に火を加減して、
煮汁が半分ぐらいになるまで煮込みます。
B鍋のあいた所にしめじを入れて、しんなりするまで煮て次に小松菜を加えます。
C煮汁をからめて火を止めます。少し冷めるまでそのままにしておきます。
*熱いうちは魚が崩れやすいので少しさめてから器に盛りつけをします。
D器に盛りつけます。フライ返しなどを使って盛りつけをします。
しめじ、小松菜、生姜を盛りつけ残った煮汁をかけて出来上がりです
♪栄養価一人分@熱量:197kcal、A塩分:g
  赤魚鯛(あこうだい)と根菜の煮つけ
♪材料(4人前)
@赤魚鯛
・1匹(冷凍物)
A大根・200g
Bごぼう・1/2本
♪調味料ほか
@水・2カップ Aだし昆布・2枚(5p角)
Bしょうゆ・大さじ3 C砂糖・大さじ2と1/2
D酒・大さじ4 E生姜・3枚(薄切り)
F木の芽・適量
 魚は霜降りしてから煮ると臭みが気になりません
♪下拵えほか
@赤魚鯛は冷蔵庫で自然解凍するか、ビニール袋などに入れて流水で解凍します。
うろこを取り、二枚におろして切り身にします。皮に切り目を入れます。
Aだいこんは皮をむいて、半月切りか輪切りにし面取りをします。
Bごぼうはこそげて3〜4pに切り、たたいて潰します。 
C大根とごぼうを下茹でをします。
D大根を茹でた湯に、赤魚鯛を入れてサッと茹でて素早く氷水にとって
冷まし水気を切ります
♪作り方と食べ方

@鍋に水と昆布を入れて火にかけて、調味料を入れます。
A煮立ったら生姜を入れて大根、ごぼう、赤魚鯛を入れて、落とし蓋をします。
B大根が柔らかくなり、全体に味がしみ込んだら、器に盛り付けて木の芽
(又はパセリでもOKです)を散らして出来上がりです
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  赤魚鯛(あこうだい)と茄子の揚げだし
♪材料(2人前)
@赤魚鯛(他の赤魚)
・1尾(250g)
A茄子・2本  
B青菜
(季節によっては菜の花)
・1/2束
♪調味料ほか
@大根おろし・適宜 Aだし汁・180CC
B薄口しょうゆ・大さじ2 Cみりん・大さじ1
D砂糖・少々 E塩・少々
F味の素・少々 G揚げ・・適宜
H片栗粉・適宜
片栗粉を付けるときに、良く付け良くはたくがコツです付け方が足らないと焦げてしまいます 
♪下拵えほか
@赤魚は30g位にカットして、皮目に切れ目を入れておきます。
A茄子は縱半分に切り、食べやすい大きさに切ります。
B菜の花は1/2切り、さらに茎の太い部分は縱1/2切ってから、
たっぷりのお湯に塩を入れ、1分程度茹で、冷水に冷ましておきます

♪作り方と食べ方

@鍋に調味料を入れ沸かして、揚げ出しの汁を作ります。
A鍋に揚げ油170℃に熱し、赤魚に軽く塩で味を付け、片栗粉をまぶして、揚げます。
B茄子も片栗粉をまぶして揚げます。
C深めの皿に、揚げた赤魚と茄子を入れ、だし汁をかけて、
青菜(菜の花)と大根おろしを飾って出来上がりです
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
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